「世界一不幸なジョッキー」競馬で落馬後、さらなる災難に!? 責任の所在は……
ギャンブルの勝ち負けは時の運も非常に重要。これでもかというくらい負けたことがある人も多いのではないか。しかし、運に左右されるのは決してファンだけではないようだ。
今回大きな「不運」に見舞われたのが、競馬のクリス・ミーハン騎手。
アイルランド人であるミーハン騎手が災難にあったのは、イタリア・メラーノの競馬場だった。
メラーノ騎手はこの競馬場で落馬。目にはあざができ、顔にも切り傷を負ったようだ。確かに競馬において落馬というのは非常に不運かつ大ケガにつながる危険なもの。これだけでもずいぶんと不幸な感じだが、核心はその後である。
落馬し、地面に倒れていたミーハン騎手。気は失っておらず、「この時点では」軽傷だった模様。そこへ、ミーハン騎手を運びに救急車がやってくる。日本競馬でも時折見られる光景だろう。
ミーハン騎手のそばまで来た救急車。バックで彼の近くに停車しようとしたところ……。
突然の叫び声! 声の主はミーハン騎手であった。
実はこの救急車、バックで停車の際に倒れたミーハン騎手の足を「踏み潰して」しまったのだ。しかも運転手は気づかず、しばらくの間ミーハン騎手の足の上に乗ったままだというのだから、その痛みは想像を絶するだろう。
周囲の人が救急車を押してなんとかミーハン騎手の足から離れたが、時すでに遅し。ミーハン騎手は足を骨折。落馬のケガよりも深刻なダメージを負ってしまうこととなった。
ミーハン騎手も今回の骨折を「信じられない」と語っており、まさに予想だにしない事故となってしまった。この場合、責任の所在は競馬場にあるのか、救急車にあるのか……。