JRA秋華賞(G1)「池添→モレイラ→池添」サラキア鞍上ドタバタに疑問……大一番に状態は
6日、東京競馬場の第9Rで最後の直線で内側へ斜行し、後続馬の進路を狭めたとして開催2日間の騎乗停止処分となっていたJ.モレイラ騎手。このため、13日の府中牝馬S(G2)で騎乗予定のリスグラシュー、さらに翌日の秋華賞(G1)でコンビを組むはずだったサラキアに騎乗することは不可能になった。
2頭の鞍上はしばらくの間未定となっていたが、9日にサラキアには池添謙一騎手が騎乗するとシルクホースクラブのホームページで発表され、話題となっている。
これまで6戦2勝。掲示板を逃したことがない安定した走りを見せているサラキア。前走のトライアル・ローズS(G2)では池添騎手を背に後方から競馬を進め、最後の直線で先頭集団に襲いかかるも、勝ち馬のカンタービレにまでは届かずに0.2秒差の2着。レース後に池添騎手は「春より落ち着いて折り合いもついていました」と語り、「まだ良くなりそうです。巻き返せるよう頑張ります」と次走への思いを語っていた。
重賞初勝利とはならずとも、秋華賞への優先出走権を獲得するなど最低限の仕事は達成していただけに、池添騎手とのコンビは継続するものと見られていた。だが、陣営はモレイラ騎手への乗り替わりを発表。この乗り替わりには疑問の声もあがっていた。