JRA秋華賞(G1)「上がり馬No.1」を見逃すな! 「自分らしさ」でアーモンドアイに肉迫?
ミッキーチャームの唯一の不安点をあげるとすれば、G1出走レベルの馬との対戦がないことか。1999年にヒシピナクルが3連勝後、秋華賞に臨み3着した例はあるが、秋華賞の前走はトライアルの重賞ローズSで1着であった。
3連勝後の8月から休養に入ったミッキーチャームの状態が気になるところだが、1週前には栗東CW・6Fを単走で追われ「81.8 – 66.5 – 51.7 – 37.1 – 11.5」、今週も同様に「82.6 – 66.9 – 51.0 – 37.4 – 11.4」と、馬なりのまま、ラスト3Fを軽く仕掛けた程度でこの超絶タイムだ。この終いの上がりを見ても単なる逃げ馬ではないことがおわかりだろう。目下、心身ともに充実中といったところである。
同馬を手がける担当調教助手からは「横山典弘騎手がレース後に『これ、やべぇぞ』と言って頂いた際は、やはりこの馬は能力あるんだなと実感しました」(グリーンchより)と、相手は一気に強化されるが、密かに闘志を燃やしている。
今回、アーモンドアイの独壇場と囁かれる秋華賞。だが、”大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず”という諺のように、いつも通りのミッキーチャームの競馬ができれば、チャンスは多いにあるはずだ。馬券的にも軸で狙ってみたくなる1頭の注目馬である。