JRA浜中俊「復活」チャンス到来!? コズミックフォース「人気なし」も陣営は自信アリか

 21日に京都競馬場で行われる菊花賞(G1・芝3000m)。3歳牡馬クラシック最後の1冠を巡り、熾烈な争いが繰り広げられる。そのレースで存在感を示したいのが、コズミックフォース(美浦、国枝栄厩舎)だ。

 今春にC.ルメール騎手とコンビを組んだコズミックフォースはプリンシパルS(OP)を快勝。優先出走権を獲得し、日本ダービーに向かった。だがルメール騎手はステルヴィオに騎乗するため、石橋脩騎手にチェンジ。この影響もあったのか、戦前は16番人気と支持を集めることができなかった。

 だが、このコンビはレースでは終始1番人気ダノンプレミアムをきっちりとマーク。最後の直線では内から抜け出そうとしたところを外から併せにいくなど、ダノンプレミアムに本来の走りをさせずに殊勲の3着。三連単285万6300円と高額配当の立役者となった。

 激走したダービー後、コズミックフォースは休養入りし、秋はセントライト記念(G2)から始動。5番人気に支持されたレースでは、中団内につけたものの最後の直線で伸びずに7着と敗戦。石橋騎手はレース後、ロスなく走れたものの「最後は久々のぶんがあったのかも」と休養明けの影響があったと語り、「叩いた次走は良くなると思います」と次走に期待を込めていた。

 だが、今月初旬に石橋脩騎手は落馬して右足関節脱臼骨折。長期にわたる戦線離脱を余儀なくされ、コズミックフォースは浜中俊騎手に乗り替わりとなることが発表された。

「大手競馬ポータルサイト『netkeiba.com』の事前予想で、コズミックフォースは14番手と下位人気にとどまると見られています。これは前走が7着だったことも影響しているのでしょうが、なんといっても好走実績を持つ石橋騎手が騎乗しないことが大きい。石橋騎手の穴を埋めるのは難しいと考えているのでしょう」(競馬誌記者)

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