JRA菊花賞(G1)武豊「超抜リハ」でエタリオウ一蹴!! 昨年55万馬券の大波乱……馬券圏内100%「菊花賞の法則」とは
実績面では格下だが、とにかく不気味な存在だ。阿賀野川特別から直行するのは、昨年の菊花賞で13番人気ながら3着に好走したポポカテペトルと同じ。それも「友道厩舎×金子真人オーナー」という組み合わせまで同じと、実は隠れた”超一流ブランド”を背景に持っている。
それだけではない。実は、阿賀野川特別は菊花賞と非常に相性が良いレースである。
現行の芝2200mで開催されるようになった2005年以降、「3歳牡馬の最先着馬」と括りで見ると、2008年のオウケンブルースリ(1着→1着)、2009年フォゲッタブル(2着→2着)、2012年スカイディグニティ(6着→2着)、2017年ポポカテペトル(1着→3着)と、「菊花賞に出走した場合は100%馬券」に絡んでいる。これは驚異的と述べる他ないだろう。
「他にも、古馬を含めると阪神大賞典(G2)を勝ったナムラクレセントや、有馬記念(G1)で2着したオーシャンブルー、阪神大賞典や香港ヴァーズ(G1)で3着したトーセンバジルなど、いいスタミナを持った馬が勝ち馬に名を連ねています。
新潟というと高速上がりのイメージがあると思いますが、阿賀野川特別の2200mは内回りコースなので、上がりが掛かるタフなレースになることもしばしば。『隠れた出世レース』と言えるんじゃないでしょうか。今年のユーキャンスマイルも面白い存在になりそうですね」(別の記者)
大手競馬ポータルサイト『netkeiba.com』の事前予想では、現状10番人気と人気薄の存在だが「体がしっかりしてきて、春先とは違う。ようやく良くなってきた」と陣営は胸を張る。
鞍上の武豊騎手はこの秋、スプリンターズS(G1)、秋華賞(G1)と連続で3着するなど存在感を発揮しており、リズムは良いはずだ。タフなレースが予想される菊花賞で、かつてレジェンドが勝利に導いた母父ダンスインザダークの血が光るか。