「セレクトセールの超高額馬」から「米三冠を狙える大器」まで!ドゥラメンテ&モーリスの最強・堀厩舎の来年クラシックは『世界』を股に掛ける逸材揃い
フォギーナイト
牡・血統/タピット×シャンパンドーロ(Medaglia d’Oro)
サトノヴィクトリーと同じく昨年のセレクトセールで2億3000万円という極めて高い評価を受けたフォギーナイト。ただし、こちらは北米三冠に挑戦したラニと同じタピット産駒、つまりダートの大物だ。それも叔父が2011年にベルモントS(G1)を制したルーラーオンアイスとくれば、この値段も当然の評価といったところか。
オーナーは今や日本一の個人オーナーと評しても過言ではない金子真人氏。金子オーナー×堀厩舎といえば、今年のマウントロブソンと同じ。タピットは現在、種付け料が3600万円を超える米国のリーディングサイアー。海外遠征に積極的な厩舎とオーナーだけに、この馬もまた、今年のラニのように北米クラシックに出走している姿が見られるかもしれない。
コリエドール
牡・血統/クロフネ×レクレドール(サンデーサイレンス)
リーディング上位厩舎の中では少数精鋭の堀厩舎の中でも、仕上がりが早そうな2歳馬がこのコリエドール。すでにゲート試験をパスして、追い切りで時計も出し始めている。順調にいけば、この夏にもデビューを迎えるはずだ。
コリエドールの母は、ステイゴールドやサッカーボーイなどの名種牡馬が名を連ねるロイヤルサッシュの一族。日本を代表する牝系の一つで、コリエドールの半兄にも京成杯(G3)を勝ったベルーフ(ハービンジャー)がいる。
クロフネ×サンデーサイレンスの組み合わせは、ヴィクトリアマイル(G1)を勝ったホエールキャプチャや、朝日杯FS(G1)を勝ったフサイチリシャールなど成功例多数。仕上がりの早い配合だけに、クラシックを賑わす存在になりそうだ。