JRA天皇賞・秋(G1)スワーヴリチャード「不安」はM.デムーロ騎手!? 菊花賞ハナ差負け後「沈黙の45分間」に大スランプの気配
「JRAの騎手の中で、誰よりも勝ちたい気持ちを表に出しているのがデムーロ騎手。それだけに気持ちは穏やかではないでしょう。勝ち星が伸び悩んでいるのは平場のレースも同じで、現在リーディング2位とはいえ、首位のルメール騎手とは43勝差。JRA初リーディング云々という話はすっかり消えてしまいました。そのルメール騎手が、今は絶好調ですからね。
そんな現状が原因なのか、この秋はレース後の発言もどこか感情的なものが目立っていましたし、先月はついに騎乗停止……スプリンターズS(G1)のレッドファルクスや、毎日王冠(G2)のキセキに乗れないなどのアクシデントもありました。
ただ、今週末の天皇賞・秋(G1)のスワーヴリチャードは、そういった『負の連鎖』に終止符を打つ絶好の機会。馬は得意の東京コースに、春の大阪杯(G1)を勝った2000mと死角らしい死角はなく1番人気が濃厚でしょう。
以前には、当時重賞を勝ちまくっていた岩田康誠騎手が突然、1年以上重賞を勝てない大スランプに陥ったことがありましたが、あの時も勝てそうで勝てない日々が続きました。まさかあれだけ勝負強かったデムーロ騎手が、スワーヴリチャードにとって唯一の”死角”と、不安要素に取り上げる日が来るとは思いませんでしたね」(競馬記者)
記者が話す通り、スワーヴリチャードとのコンビで迎える28日の天皇賞・秋(G1)は、デムーロ騎手にとって、これ以上負けられないレースになりそうだ。
現役屈指のサウスポーとなる本馬は、これまで東京コースで[2.2.1.0]と馬券圏内100%。それも共同通信杯(G3)、アルゼンチン共和国杯(G2)の重賞2勝に加え、日本ダービー(G1)2着、安田記念(G1)3着と、その内容も超一流だ。