オルフェ×ホエール産駒を1億7000万円で落札した「総帥」! 岡田繁幸氏所有にファンがザワつく理由
12日に行われたセレクトセール(当歳)。サトノダイヤモンドの全弟が2億8000万円で落札されるなど、やはり今年も主役はディープインパクト産駒だった。
そんな中、まだ産駒がデビュー前ながら、1億7000万円という超高額で落札された1頭が。父は2011年の三冠馬オルフェーヴル、母は牝馬G1路線で息の長い活躍を続けたホエールキャプチャというファンになじみ深い実績馬の間に生まれた牡馬である。
現役時代に大きな存在感を放った2頭の配合とはいえ、繁殖実績がない中でこれほどの高額をつけるのは少々珍しい。ファンの間でもこの価格は大きな注目を集めた。
この仔馬を落札したのが、有限会社ビッグレッドファームである。所有馬としては「コスモ」、生産馬としては主に「マイネル」の冠名で競馬ファンにはおなじみの所有者だ。
マイネルといえば、クラブ法人「サラブレッドクラブ・ラフィアン」の冠名。同法人の代表は競馬界で「総帥」の異名をとる岡田繁幸氏。ビッグレッドファームの代表は岡田氏の妻であり、完全なる”ファミリー”ということだ。
そんな岡田氏がこの仔馬に大金をつぎ込んだわけだが、ファンの間ではすでに「色々な意味で」大盛り上がり。落札でここまで騒がれる馬主は、大金を惜しげもなく投じて良血馬を買いまくる「サトノ」里見治氏か、ディープインパクトや今年のダービー馬マカヒキなど、日本競馬のビッグタイトルを総なめにする金子真人氏くらいしか他にいないのではないか。