JBC「史上初JRA開催」も不発!? ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴ不在で「大滑り」予感に地方関係者から悲鳴か……
2001年の創設から今年で第18回を迎え、史上初の中央開催となるダート競馬の祭典「JBC開催」だが少々物足りないメンツになったと、ファンの間で話題になっている。
JBCスプリント、クラシック、レディスクラシックと1日にG1が3つも行われるJBC開催。今年は中央の京都競馬場で開催されることもあって、頭数自体は揃いそうだが、G1の本来の役割である「最強馬決定戦」という意味では、やや寂しいメンバー構成になってしまったと述べざるを得ないだろう。
特に、JBC開催の中でもメインになるJBCクラシックに関しては、現在のダート界を牽引するゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴの二大巨頭が不在であることが、とにかく痛い。
日本テレビ盃(G2)を完勝し1番人気が濃厚なケイティブレイブだが、帝王賞(G1)でゴールドドリームに敗れた存在。今年のフェブラリーS(G1)を制したノンコノユメも格では負けていないが、こちらも前走の南部杯(G1)では「2強」に完敗している。
「ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴのせめて、どちらかだけでも出てくれればと願っていましたが、残念ながら不在となりました……。
2頭が激突した8日の南部杯(G1)は、新旧王者対決とあって例年以上の盛り上がりを見せましたが、JBC開催がその”反動”をモロに受けてしまった形ですね。2頭はここをパスして12月のチャンピオンズC(G1)に向かうそうです。
当然売上にも大きく影響するでしょうし、中央競馬の集客力を頼りにしていたJBC実行委員会からすれば、大きな痛手だと思います。地方関係者も”悲鳴”を上げていましたよ。
JRA側も当週のダート重賞のみやこS(G3)を中止にするなど、JBC開催に配慮はしていたんですが、これだけ手薄なメンバーはやや想定外だったかもしれませんね。企画としては”大滑り”になるかも。せっかくの中央開催の意義が薄れる展開は避けたいところですが……。
競馬ファンからしても、もともとこの週は『G1開催のない谷間』という認識がありますし、豪華メンバーだった先週の天皇賞・秋(G1)からのギャップも大きい……中央で開催するため売上増は濃厚ですが、看板のクラシックがこれでは全体的に厳しい結果になりそうです」(競馬記者)