JRA「新勢力」筆頭ルヴォルグの性能をルメールも絶賛!「ワラウカド」の笑い止まらず?
一騎当千、赤い勝負服が駆け抜けた。
10月28日の東京競馬場5R・芝1,800m新馬戦で、ディープインパクト産駒のルヴォルグ(2歳牡 美浦・藤沢和雄厩舎)が、衝撃的なデビューを飾った。
レースは好スタートを決めたモンサンラファータが先手を奪う形で始まった。その後にカシマヌアージ、フォーティラブが続いた。鞍上のC.ルメール騎手はルヴォルグを好スタートさせるとその前向きさから先頭集団に取り付いた。
ルヴォルグは外目の4番手という絶好のポジションで道中を進めた。特にかかってもいないのだが、馬のやる気に合わせて抑える事もなく走らせたC.ルメール騎手の手腕は見事だ。
4コーナーをまわり直線に入るとすでに先頭。そこからは馬なりのままムチを使うこともなく後続を引き離す一方のワンサイドゲーム。終わってみれば4馬身差の圧勝。あまりにもエンジン性能の違うルヴォルグの独壇場だった。
レースタイムも遅く、出走メンバーにも疑問符が付きそうな同レースだが、一昨年の青葉賞勝ち馬ヴァンキッシュランの全弟セントレオナードなどもいることを考えれば、明らかにポテンシャルの違う一頭が楽勝したとも言えよう。
レース後、鞍上のC.ルメール騎手は「真面目で乗りやすかった。跳びが大きいが、反応も速い。フットワークもバランスもパーフェクト。2,000mも行けそう。いい馬だね」(デイリースポーツより)と、今秋G1を3連勝と勢いに乗る名手が手放しで絶賛するのも、陣営にとっては心強い。