JRA開催JBCで「地方キタサン祭」か……スプリント王へキタサンミカヅキの「現状」と可能性


 つまり、JRAの軽い砂に合わず、地方の重い砂が合っているといえるだろう。上がりがかかる地方では上がり最速を出せるが、上がりの速いJRAで上がり最速を出すのは難しい。ならば、このJBCスプリントでキタサンミカヅキは用なしなのだろうか。

 競走馬は常に一定の能力で走るわけではない。地方移籍後、馬が成長していれば速い上がりに対応できる可能性はある。また、陣営の仕上げも問題だ。ここは究極の仕上げでくると思われるが……。

 展開が最大のポイント。マテラスカイが飛ばしていくのは明らかだ。しかし、セイウンコウセイ(牡5歳)が殴り込みをかけてきた。競り合いになる可能性もある。上がり勝負など無縁なナックビーナス(牝5歳)も逃げ馬を突付きたい。マテラスカイと同厩のネロの動きも気になる。

 ハイペースの乱戦となって上がりがかかるレースになればキタサンミカヅキの出番がやってくる。もちろん、キタサンミカヅキが道中、中団前目で追走できればという条件付きだ。地方の名手、森泰斗騎手の手腕に期待したい。京都競馬場でサブちゃんの歌声が聞けるのだろうか。

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