武豊「調教師」の力で開花!? エアウィンザー本格化、デビューで「ユタカ騎乗」だったあの馬たち
「全兄のエアスピネルは勝ち味の遅さで知られていますが、それも受け継がれたのかと思うほど全弟のエアウィンザーも一時は勝てませんでしたね。ですが、ここに来てついに本格化してきた感があります。これからの古馬重賞戦線に顔を出してくるはずです。
このエアウィンザーや安田記念を制したモズアスコット、天皇賞・秋で2着入線を果たしたサングレーザーらはデビュー間もないころに武豊騎手が騎乗していた馬たちです。いずれもデビュー当初から多くの期待を集めていたものの、あまり結果を残すことができませんでした。
ところが、しばらくしてからルメール騎手やデムーロ騎手に乗り替わりると、とたんに活躍しはじめているんです。武豊騎手にとっては不本意かもしれませんが、デビュー時に武豊騎手が教えた競馬がその頃になってようやく身になりはじめ、好走しているのかもしれませんね。今後もデビュー戦が武豊騎手の馬は長い目で見る必要があるかも」(競馬誌ライター)
雌伏のときを経てついにその高い素質を開花させつつあるエアウィンザー。今後はエアスピネルとの兄弟対決も行われる可能性もあるだろう。その時、勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか? 遅咲きの素質馬のこれからに期待したい。