【京都2歳S(G3)展望】武豊「新相棒」ワールドプレミア登場! 無敗ミッキーブラックらと激突!!
前走の芙蓉ステークスを強い内容で勝利したミッキーブラック(栗東・音無秀孝厩舎)も侮れない。
前走は序盤、後方からの競馬を展開したものの、第3コーナーで一気に2番手に進出。直線で再度ギアを入れ替え、長くいい脚を使い勝利をものにした。鞍上を務めたルメール騎手は上がり勝負は厳しいと判断したため早めに動いたといい、「直線でパワーを使った。すごくいい馬」と称賛し、今後に期待を寄せる。
陣営の大目標はホープフルS(G1)。年末の大一番を制するためにもここではずみをつけたいが、今回は鞍上がルメール騎手からC.デムーロ騎手にチェンジする予定。この乗り替わりの影響がどう出るか。
名だたる良血馬を相手に新馬戦を快勝したブレイキングドーン(栗東・中竹和也厩舎)。
初戦は2017年にセレクトセールで約2億円にて競り落とされたホウオウライジン、ジャスタウェイ産駒の中でも前評判が高かったアドマイヤジャスタの対決が注目を集め、ブレイキングドーンは伏兵扱い。ところがレースでは2番手を追走したブレイキングドーンが、4角入口で先頭に立つと伸びを欠くライバルたちを尻目にそのままゴール。ライバルに3馬身差をつけて圧勝して見せている。
だが次走の萩S(OP)でも期待されたいたものの、本馬場入場後に放馬のため、まさかの除外。潜在能力は高いと思われるだけに気性の粗さが気にかかるところ。少なからず、改善されていればいいのだが……。
上述のほかに前走で切れ味鋭い末脚を披露したショウリュウイクゾ、北海道2歳優駿(G3)で3着に入線したミヤケなど侮ると痛い目を見そうな馬たちも参戦予定となっている。
昨年は2着馬のタイムフライヤーが、ホープフルSを勝利。年末の大一番という前哨戦という意味合いも持つこの1戦を制する馬はどれなのだろうか? 素質あふれる若駒たちが集った京都2歳Sの発走は15時40分を予定している。