【カペラS(G3)展望】JRA藤田菜七子に好機!? 強豪が揃ったダート重賞を制するのは?

 9日(日)に中山競馬場では、年内最後のダート重賞カペラS(G3)が開催される。3歳から8歳まで幅広い世代が集結。今年もスピード自慢たちによる熱戦が期待できそうだ。

 注目は藤田菜七子騎手と初のコンビで重賞2勝目を狙うブラゾンドゥリス(牡6歳、美浦・尾形和幸厩舎)だ。

 2016年に条件戦を勝ち上がった本馬。初重賞となった武蔵野S(G3)こそ12着に敗れたが、その後は「2着、3着、2着、1着」と良績を残すことに成功した。勢いそのままに、交流重賞の黒船賞(G3)を制した実績を持つ。

 その後は勝ちきれない競馬が続いているが、12月から3月までのレースで「3・2・3」と結果を出しているように冬は得意な時期。ココでの激走があっても不思議ではない。

 この1カ月で7勝をマークしている好調の藤田菜七子騎手が鞍上を務める点も魅力だ。今年は女性騎手史上最多勝記録を更新するなど、抜群の存在感を放っている。波乱決着を演出する可能性を否定することはできない。

「菜七子騎手は今年27勝をあげていますが、そのうち8勝がダートの1200m以下のレース。得意にしているダートの短距離戦ですから、好騎乗が期待できます。

菜七子騎手はスタートが上手いですから、ブラゾンドゥリスもスムーズに先行できるのではないでしょうか。上位争いに食い込むことも十分にあり得ますね」(競馬ライター)

 人気を集めそうなのは、連勝で勢いに乗るコパノキッキング(セ3歳、栗東・村山明厩舎)だ。

 通算成績は7戦5勝。その中でもダート1200mは、3戦3勝と距離適性は抜群だ。以前は逃げで結果を残していたが、近2走は差す競馬を披露している。レース運びに幅が出てきたのは大きな強み。このメンバーの中でも実力は間違いなく上位だ。

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