阪神JF(G1)栗東関係者イチオシはアノ良血馬? ダノンファンタジーよりも……
メイショウショウブ(池添兼雄厩舎)は前走がフロックではなかったことを証明したい。
前走のデイリー杯2歳S(G2)では6番人気ながら、勝ち馬アドマイヤマーズから0.1秒差の2着。牡馬を相手取り、積極的に前に出てあわや勝利という惜しい競馬を展開した。
「もともとスタートセンスの良さが認められていましたが、この中間は積極的にゲート練習を行い、さらに磨きをかけていたようです。
短期放牧から帰厩しての1戦となりますが、緩めず乗り込んでおり、最終追い切りでは坂路を馬なりで4F53.8-11.9秒のタイムで駆け上がりました。態勢は整っています。はじめての重賞で牡馬相手に差のない競馬をしていますし、G1といえども牝馬限定ならば十分勝負になるはず。前々で運んで、得意の展開に持ち込んでもらいたいですね」(栗東担当記者・Y)
一撃に期待がかかる。
前走のリベンジも期待されるベルスール(今野貞一厩舎)。
新馬戦で現役最強女王アーモンドアイの半妹ユナカイトに快勝し、一気に注目を集めたベルスール。2戦目のファンタジーS(G3)ではレースでは4番手で進み、最後の直線にかけるもダノンファンタジーに交わされてしまい、0.3秒差の2着に終わった。
「カイ食いもいいので、調教で負荷をかけられました。まだまだ良化の余地を残しており、これからの馬ではあるものの、前走よりかははるかにいい状態ですよ。、落ち着いていますし、マイルにも対応できると思います。
そして今回は豪州G1競走ですでに6勝をあげている若手の有望株B.アヴドゥラ騎手とコンビを結成。今年の夏、アヴドゥラ騎手は日本で74戦14勝をあげて勝率18.9%、複勝率37.8%を記録しています。有馬記念ではサトノダイヤモンドに騎乗することも決定していますし、ここで好走して年末の大一番に向けてはずみをつけてもらいたいですね」(栗東担当記者・Z)
今夏は平場で良好な成績を残すも、重賞では小倉記念(G3)をストロングタイタンで12着、小倉2歳S(G3)はジャカランダシティで10着と成績を残せないでいた。今回は大舞台で真価を発揮してもらいたい。
2歳女王を決める1戦。勝利の女神はどの馬に微笑むのだろうか? 出走は15時40分からを予定している。