元JRA騎手アンカツが阪神JFクロノジェネシス騎乗ぶりを一刀両断!?「騎手の差」「勝ってた」発言に主戦降板も……
安藤氏はレース後に公式Twitterを更新。この日行われた阪神JFを振り返ると、勝ったダノンファンタジーの強さを称えながらも「クロノジェネシスとはジョッキーの差もあった」と、C.デムーロ騎手と北村友騎手との騎乗内容の差を指摘している。
「長くいい脚はクロノの(方)が使っとる」と出遅れながらも接戦に持ち込んだクロノジェネシスの強さを評価し「ゲートはともかく、ワンタイミング待っての追い出しなら勝ってたよ」と、騎乗次第で逆転の可能性があったことを示唆した。
「確かにダノンファンタジーとクロノジェネシスの実力はほぼ互角だったので、そうなると『騎手の差』が明暗を分けたという見方もできますね。
アンカツさんが指摘されている通り、勝負所で先に動いたのはクロノジェネシスでした。北村騎手も『上手く勝ち馬に蓋をすることができたと思ったのですが……』と悔しがっていた通り、外からダノンファンタジーの進路を限定しに行ったんですが、大外を捲った分、距離をロスしました。
一方のダノンファンタジーのC.デムーロ騎手は冷静でしたね。クロノジェネシスが並び掛けてきてもギリギリまで外に持ち出すのを待って、距離のロスを最小限に留めていました。結果的にその差が勝負を分けたのかもしれません。ただ、アンカツさんが厳しいことをいうのも北村友騎手に期待しているからだと思いますよ」(競馬記者)
今年ここまで89勝と、昨年マークした自己ベスト65勝を大きく上回っている北村友騎手。この秋の秋華賞(G1)では2歳女王ラッキーライラックの代打を務めるなど、充実のシーズンを送っている。
だが、あと1つ足りないのが「G1ジョッキー」の勲章だ。これまで通算43戦に騎乗して2度の3着があったが、今回の2着が最高の成績。一歩進んだと言えるが、それだけに勝っておきたかったに違いない。
「”外国人ファースト”の社台グループの中で、北村友騎手は数少ない御用達の日本人騎手。今の好調の要因はまさにそこにあるんだけどG1とか重賞レースになると、どうしても外国人騎手の”御下がり”というか一枚落ちる馬しか回って来ない。だから、今回のクロノジェネシスは勝っておきたかったんだけどね……。
同じサンデーレーシングの所属馬なら、去年の石橋脩騎手とラッキーライラックの境遇に似てるんだよ。でも、あのコンビはここで”Vゴール”を決めた。逆に北村騎手は負けちゃったから、クロノジェネシスの方は乗り替わりがあるかもね」(別の記者)