JRA「伝説へ」オジュウチョウサン調教師「真実」を激白。有馬記念前に明かされた「武豊乗り替わり」「本当の気性」そして来年の展望
今週末に中山競馬場で開催される有馬記念(G1・芝2500m)に出走するオジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正一郎厩舎)。最強ハードラーの平地G1競走挑戦、さらにそれが歴史ある有馬記念へのチャレンジとあって、注目度はうなぎのぼりだ。
その1戦を前に、オジュウチョウサンを管理する和田正一郎調教師が『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)に登場。その胸のうちに秘めたる思いの丈を打ちあけている。
「競馬実況の神」とも呼ばれる杉本清氏がホストを務める『杉本清の競馬談義』に登場した和田調教師。対談では有馬記念挑戦への経緯、そしてその夢を叶えるためのステップレースの振り返りが話された。
またステイゴールドの気性難が同産駒であるオジュウチョウサンに受け継がれ、『立ちあがる、跳ねる、それから動かなくなる』などの意外な一面もが明かされている。さらに障害では主戦を務め、今でも調教で騎乗する石神深一騎手への思い、そして有馬記念に向けての意気込みなど、読み応え満載の内容になっている。
「障害競馬で他の追随を許さない成績を残した後、平地G1という誰も経験していないことにチャレンジしている和田調教師。記事では、有馬記念で記者たちはオジュウチョウサンにどんな印をつけたらいいのか迷っているのでは、という杉本さんの質問に対して、『つけにくいでしょうねぇ。調教師が、どれだけ強いんだろう、とか考えるのを放棄していますから(笑)』と茶目っ気たっぷりに返しています。この挑戦に対しての戸惑いも大きかったようですが、どこか和田調教師も楽しんでいるフシがありますね。オジュウチョウサンは平地戦で一線級の馬たちとは初顔合わせ。だかこそ、どこまで通用するのか楽しみです」(競馬誌ライター)