有馬記念(G1)JRA福永祐一「鬼門」でクリンチャーを導けるか……状態良好も「相性最悪」で
そのクリンチャーは1週前追い切りで、初コンビを結成する福永祐一騎手を背に栗東のWコースを単走。6ハロン82.0秒、ラスト12.2秒と軽快な走りを見せた。宮本調教師は「東スポ」の取材に応え「遠征の疲れもなく、いい感じ」と好調をアピールしている。
「今週も坂路を馬なりで4ハロン59秒4、ラスト14秒0のタイムで駆け上がりました。稽古では順調な姿を見せ、仕上がりは良さそうですね。ただ帰国初戦ということもあり、宮本調教師も最終追い後に『海外帰りで結果はどう出るか分からない』と語るなど楽観視はできない状況です。
さらに今回は武豊騎手がオジュウチョウサンを選んだこともあり、福永騎手にチェンジ。福永騎手はこれまで10回有馬記念に挑戦していますが、これまで[0-0-1-9]。2011年のトゥザグローリーでの3着が最高着順です。武豊騎手を失ったことが致命傷にならなければいいのですが……」(競馬誌ライター)
フランス帰りのクリンチャーは、数々の不安材料を払拭する走りを見せてくれるのだろうか?