武豊に「不満暴言」大健闘オジュウチョウサン馬主に批判殺到。「調子に乗りすぎ」?
23日のグランプリ有馬記念(G1)は、3番人気ブラストワンピースが勝利。池添謙一騎手が久々にその勝負強さで存在感を放った。2着にレイデオロ、3着にシュヴァルグランが入った。
小雨が降り、脚元も悪い中でのレースとなったが、各馬死力を尽くしたレースだったといえよう。逃げたキセキが作った淀みないペースにより、例年よりもよりタフな流れになった印象だ。
そして、今年もっとも注目された出走馬である障害王者オジュウチョウサン(牡7 美浦・和田正一郎厩舎)もまた、自身の持てる力を振り絞っての9着だった。
「鞍上の武豊騎手がレース後『のめっていて、馬は走りにくそうにしていたが、精神的に強いのか、頑張ってくれました』『4コーナーの走りには乗っていて感動しました』と語っていましたが、多くのファンも驚きと感動があったようです。元騎手の安藤勝己騎手も『文句なしの敢闘賞』と称えています。
緩みないペース、インコースが悪い馬場など、展開としては道中2~3番手のオジュウチョウサンには厳しいレースでした。それでも平地独特今年の春までは障害を走り、500万、1000万と連勝して臨んだ大舞台、人気こそ5番手でしたが、それでも多分に『応援』の要素はあったはず。それで一瞬『あわや』と思わせたのは、能力の高さでしょう。十分に見せ場はありましたね」(競馬ライター)
もちろん、それを引き出したのは武豊騎手だろう。抜群のスタートから折り合いポジションを確保。経済コースを走るその姿は「一つでも上の着順を」という気持ちが見られた。そして、それに応えようと走るオジュウチョウサンの姿……胸打たれたファンは多いはずだ。平成最後の有馬記念を彩った1頭として、記憶に刻まれるに違いない。
にもかかわらず、レース終了後にまさかの「ミソ」がついてしまった。