JRA「酒気帯び運転」角居調教師復帰で”深刻”なのは中竹厩舎? 2019年リーディング首位発進も、その「実情」は……
2019年の開幕となった先週いきなり3勝を上げ、リーディング首位と絶好の滑り出しを見せた中竹厩舎。それも土日合計13頭の大攻勢をかけ2着5回、3着2回と大暴れした。
しかし、「出走13頭中10頭が馬券圏内」という素晴らしい2019年の初陣を飾ったものの、実はその内9頭が角居厩舎の所属馬……。
言い換えれば、”角居組”は勝った3頭を含め、9頭すべてが馬券圏内に入る快挙を成し遂げた一方、”中竹組”は4頭が出走して2着1回。つまり馬券圏内に絡めなかったのは、すべて中竹厩舎の管理馬ということになる。大幅な戦力ダウンを迎える厩舎にとっては、あまりにも厳しい現実だ。
「先週の大攻勢は、約半年間お世話になった中竹厩舎に対して感謝の気持ちを込めて、角居厩舎のスタッフが有力馬を結集させた結果だと思います。ただ、それでも最近の中竹厩舎の成績は、少し心配な状況でした。
昨年12月にホープフルSを始め6勝を上げた中竹厩舎でしたが、実はそのすべてが角居厩舎の所属馬。中竹厩舎の勝利となると、11月11日の障害未勝利まで遡らなければなりません。もともと年間20勝から30勝程度を上げる中堅厩舎でしたが、角居厩舎の所属馬が抜ける今年、従来の成績に戻せるのかは大きな課題になりそうです」(同)