JRAシルク「第3の矢」グローリーヴェイズ不気味。日経新春杯(G2)で真価試されるが……
3代母は伝説の名牝メジロラモーヌ。昨年、グランアレグリアが朝日杯FS(G1、芝1600メートル)に挑戦した際、勝てば80年のテンモン以来38年振りの牝馬優勝になることが話題になった。メジロラモーヌはテンモンより5歳年下で、86年に初の牝馬3冠を達成した女傑。テンモンにしろメジロラモーヌにしろ、レースをリアルタイムで見ているのは60代以上の年季の入ったファンだ。
メジロラモーヌの強さを目の当たりにしたことのあるオールドファンにとって残念でならなかったのが、子孫からスーパーホースが出ていないこと。しかし、30数年後の今、ようやくグローリーヴェイズが登場した。父ディープインパクトの血がメジロラモーヌの血を蘇らせたと言えるかもしれない。数十年後に途絶えそうになっていた血が復活する。それも競馬の醍醐味の1つだ。
1週前追い切りは美浦・南Wで6F83秒2-1F13秒0という時計。尾関調教師は「少しモタモタしていましたが、これで変わってくると思います」とコメント。レースまでには完調に近い仕上がりになるだろう。鞍上はM.デムーロ騎手。昨年の秋は不調とも言われたが、暮れにはG1レースをいくつも勝った。ノリノリ気分を持続して開幕ダッシュを見せてくれるはず。
この日経新春杯は、グローリーヴェイズにとってスーパーホースになれるかどうかの試金石。ここを勝てば重賞初制覇となり、G1獲りが視野に入ってくる。その先に、メジロラモーヌの血を受け継ぐ種牡馬としての道がある。