AJCC(G2)「大本命」フィエールマン鞍上ルメールに疑問? アーモンドアイ、レイデオロ兼ね合いで乗り替わり必至も「元主戦」に戻れない事情

 昨年はJRA・G1年間8勝に加えて、215勝を上げて武豊騎手の記録を塗り替えるなど、歴史的な大活躍を見せたルメール騎手。その背景には多くの有力馬を抱えたノーザンファームによる徹底した”ルメールファースト体制”があった。

 その結果、ルメール騎手が主戦を務める昨年の年度代表馬アーモンドアイと、最優秀4歳上牡馬レイデオロが一度も対戦せずに2018年シーズンが終了。「人より馬」ではなく、「馬より人」という近代競馬を象徴するような”使い分け”は議論を呼んだが、今年はここにフィエールマンという第3勢力が加わることになる。

 果たして、昨年の菊花賞馬は古馬王道を歩めるのか。それともルメールファーストの波に飲まれ、得意ならぬ”特異”な道を歩まされるのか。まずは始動戦のAJCCで、己の存在を強くアピールしたいところだ。

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