JRA「サトノ軍団逆襲」2億8000万円サトノソロモン勝利、クラシック世代に有力多数
「強かったです。スタート良く、いい位置につけて、直線伸びました」
京都6Rの新馬戦(芝・2000m)で勝利したサトノソロモン(栗東・池江泰寿厩舎)。1番人気に応えた愛馬をM.デムーロ騎手はこう称賛した。
好スタートを決めたサトノソロモン。最ウチ5番手で追走し、最後の直線で前が開いたと見るや鋭く進出。残り200mで先頭に立つとそのままセーフティリードを築き上げ、余裕の勝利を飾った。
サトノソロモンは父ディープインパクト、母はフランス1000ギニー(仏G1・芝1600m)をはじめ、重賞4勝の実績を残したイルーシヴウェーヴ。2016年の夏に開催された「セレクトセール」にて2億8000万円という高値でサトミホースカンパニーに落札されていた。
「サトノソロモンはデビュー前から評判が高かった1頭。新馬戦前の追い切りでは、4歳準OP馬のサンラモンバレーと栗東の坂路で併せられ、4F51秒5、ラスト12秒3のタイムを記録して併入するなどいい動きを見せていました。
レース後、勝利したサトノソロモンは放牧に出され、成長を促されることになったようです。次走がどこになるのかはまだ不明ですが、クラシック戦線での好走が楽しみな1頭がまた登場しましたね」(競馬誌ライター)