JRA若駒S「武豊×大魔神」より「金子真人オーナー」? 関係者情報から至極の4点勝負
春のクラシックへ向けて毎週注目の3歳戦が続く。19日(土曜日)、京都競馬場の10Rは若駒S(オープン、芝2000メートル)。かつてディープインパクトが勝った出世レースの1つだ。関係者情報をチェックしながら予想する。
「◎」は人気だが素直にヴェロックス(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)。2着馬に8馬身差をつけた小倉の新馬戦(芝1800メートル)は圧倒的だった。この2戦足踏みしているが素質が高いのは明らか。情報からは勝負気配が伝わってくる。
「『調教でしっかりと負荷をかけても馬体が減りませんし、体質は強くなっています。前走は直線でぶつけられる不利がこたえました。まともなら巻き返しは可能ですよ』と調教助手はここで鬱憤を晴らすつもりです」(競馬関係者)
前走、不利のあった東スポ杯2歳S(G3、芝1800メートル)は4着。しかし、1着から4着まではハナ+アタマ+ハナ差の大接戦。1着のニシノデイジーは札幌2歳S(G3、芝1800メートル)の優勝馬であり、ホープフルS(G1、芝2000メートル)でも3着に好走した。ヴェロックスも同等の能力があると見る。すんなりと勝ってクラシックの有力候補として名乗りを上げたい。
父は新種牡馬ジャスタウェイ。昨年の2歳戦では好ダッシュを見せたが、惜しくもまだ重賞勝ち馬が出ていない。このレースはオープンだが、ジャスタウェイ産駒初の重賞制覇にも期待がかかる。
「○」はキングリスティア(牡3歳、栗東・河内洋厩舎)。前走のホープフルSは出遅れて8着だったが、新馬戦(芝2000メートル)は逃げ切っている。逃げた新馬戦でも出遅れたG1戦でも上がり3Fは最速。今回、陣営はどんな作戦で臨んでくるのか。