【根岸S(G3)展望】武豊マテラスカイに「府中王」「未知の才能」「芝G1馬」が立ちはだかる
昨年、ルヴァンスレーヴがチャンピオンズC(G1、ダート1800メートル)を制し、オメガパフュームが東京大賞典(Jpn1、ダート2000メートル)を優勝。ダート戦線でも現4歳世代が素質の高さを誇示した。デビューは3歳2月と遅かったが、勢いのある明け4歳馬がコパノキッキング(セ4歳、栗東・村山明厩舎)。暮にはカペラステークス(G3、ダート1200メートル)で重賞初挑戦・初制覇を果たした。
全成績は【6・1・0・1】とほぼパーフェクト。ただし、1200メートル戦で6戦6勝。1400メートル戦では2着1回、4着1回と勝ち星がない。しかし、血統構成からはスプリント専用機には見えない。父Spring at Lastは2007年のゴドルフィンマイル(G1、ダート1600メートル)の勝ち馬。せん馬であることからわかるように、気性的な問題があるのだろう。気性的な成長があれば距離克服は可能なはず。
デビュー前にアメリカ3冠競走に登録して話題になった馬。逃げもあれば追い込みもありと戦法は一定していないが、大きな可能性を秘める。
昨年、府中の1400~1600メートルのダート戦で荒稼ぎしたのがサンライズノヴァ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)。府中の7戦は【3・3・0・1】で、唯一の着外はフェブラリーSの4着。後方からの競馬になるが末脚の破壊力は抜群だ。昨年の根岸Sではノンコノユメと共に追い込んだがハナ差の2着。次走のフェブラリーSもノンコノユメが制するが0.6秒差の4着。1400メートル戦の方が実力を発揮できそうだ。