ダノンスマッシュ圧勝は「ディープ時代」終焉の予兆!? アーモンドアイ、サートゥルナーリアら最強陣容でロードカナロア「全カテゴリー完全制圧」も
「一昨年の産駒デビューから、わずか2世代でこの結果ですからね。昨年はアーモンドアイが牝馬三冠とジャパンC(G1)を勝って年度代表馬になった他、ステルヴィオもマイルCS(G1)で古馬を撃破。昨年末のホープフルS(G1)を楽勝したサートゥルナーリアは、今年のクラシックの筆頭候補に挙げられています。『ディープ(インパクト)の産駒がデビューした時以上』という声もありますよ。
スプリンターとして歴史的な活躍をした馬だけに、産駒も圧倒的なスピードが期待されていましたが、そういった意味でもダノンスマッシュは最も”らしい”産駒といえるんじゃないでしょうか。関係者からは、早くもロードカナロアの血をつなぐ後継者として期待されているようです」(競馬記者)
現役最強馬として古馬王道の中心に君臨するアーモンドアイ、マイル王として新シーズンを迎えるステルヴィオ、今年のクラシックの主役になりそうなサートゥルナーリア、そして今後のスプリント界を担うダノンスマッシュ――。各カテゴリーに主役級がいるだけに、今年の競馬が「ロードカナロア一色」に染まる可能性もある。
昨年の800万円から1500万円に種付け料が”倍増”するなど、すでに評価はうなぎのぼり。父キングカメハメハを超える出世を果たしているが、関係者の間では「まだ安い」「もっと上がる」という声もあるようだ。
現在の種牡馬界は4000万円という圧倒的な種付け料を誇るディープインパクトが7年連続のリーディングサイアーに輝くなど、まさに「ディープ1強」の状態。だが、ロードカナロアの快進撃は「新たな時代」の到来を予感させるに十分なものに違いない。