武豊「若手へ指摘」騎乗フォームはきれいだが……外国人騎手全盛の中、奮起を期待

 若手騎手たちが置かれた現状を憂いた武豊騎手。だが、そんな中でも光明はある。武豊騎手は『2年目でずいぶんうまくなりました。力がついてきた』と女性騎手通算最多勝利記録を更新した菜七子騎手の活躍に目を細めていた。

「武豊騎手も称賛していた菜七子騎手は、昨年末に斤量が『-1kg』となった影響からか、約2カ月間も勝ち星から見放されるなど苦戦していました。ですが、3月からは女性騎手は負担重量恒久2kg減となります。菜七子騎手は騎乗技術では男性に引けは取らないものの、やはり筋力や体力の面では劣ってしまいます。この処置でそこが補われることも予想されているので、また昨年のように勝利を積み重ねてくれるはずです」(競馬記者)

 その菜七子騎手は2月に根岸Sを制したコパノキッキングで、G1競走のフェブラリーSに挑戦。まだ先のことながら、すでに競馬界の大きなトピックとして取り上げられている。

 日本の競馬界がこれからも発展を続けるためには、若手騎手の台頭が必要なのは言うまでもないことだ。だがそれは現状のままでは難しいのかもしれない。菜七子騎手の活躍をきっかけに、若手騎手全体を盛りたてる流れが起これば、明るい未来が訪れることになると思うのだが……。

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