JRA「2歳女王」ラッキーライラックが強豪集う中山記念(G2)出走。悪い流れ断ち切れる?

 2017年に阪神ジュベナイルF(G1)などを制し、JRA最優秀2歳牝馬に輝いたラッキーライラック(牝4歳、栗東・松永幹夫厩舎)。同馬が2月24日に開催予定の中山記念(中山競馬場/G2・芝1800m)で復帰予定だと発表された。

 2歳女王のラッキーライラックは3歳時初戦となるチューリップ賞(G2)を快勝。牝馬クラシック制覇の筆頭候補として考えられていた。だが桜花賞2着、オークス3着。そして秋はローズS(G2)から始動して秋華賞へ向かう予定だったものの、右後脚の球節に腫れが見つかったため、回避。秋華賞へ直行することになった。

 そしてさらに悪い流れは続き、主戦の石橋脩騎手が落馬で負傷。満身創痍で最後の1冠を戦うことを強いられたラッキーライラックは2番人気に支持されるも、人気を大きく下回る9着。好位で進んでいたものの最後の直線で伸びず、不完全燃焼のまま牝馬クラシックを終えていた。

「中山記念の鞍上は引き続き石橋脩騎手が騎乗します。ラッキーライラックは中山記念で上の世代と初顔合わせ。さらに牡馬とのレースも初めてとなりますね。ここでどんな走りを見せてくれるのかが楽しみです。

 その後、ラッキーライラックは4月の阪神牝馬ステークス(G2)を経て、5月のヴィクトリアマイル(G1)を目指すローテーションが組まれているみたいです」(競馬誌ライター)

 その中山記念には昨年の大阪杯覇者スワーヴリチャード、マイルSC王者ステルヴィオ、皐月賞馬エポカドーロなどG1馬も出走予定となっている。

 ラッキーライラックは強力なライバルを相手にどのような走りを見せることができるのだろうか? 好走を期待したい。

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