フェブラリーS(G1)藤田菜七子コパノキッキング初共演に報道陣殺到!「大波乱」へ自己ベスト大更新「超抜時計」はアノ馬!【1週前追い切りまとめ】
東海Sで6連勝を決め「ダート界の超新星」と期待されているインティ(牡4歳、栗東・野中賢二厩舎)は順調そのものといった印象だ。
未完の大器がいよいよ本格化する。栗東の坂路で1週前追い切りを行ったインティは4ハロン53.6秒、ラスト12.4秒を記録。時計はそこまで目立ったものではないが、以前は体質が弱かった本馬の場合、間隔が詰まった中でしっかり追い切られていることがまずは好印象だ。
見守った野中賢二調教師も「前走後は今までで一番ダメージがない。休み明けを使って上がってきている」と状態アップを強調。今回が初のG1挑戦、ワンターンの競馬も初めてだが、状態面に不安はなさそうだ。
一方、東京大賞典でゴールドドリームを破り、G1馬の仲間入りを果たしたオメガパフューム(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎)は一息といった様子。
栗東の坂路で1週前追い切りを行ったオメガパフュームは4ハロン54.5秒、ラスト12.9秒とまずまずの時計を記録。デビュー2年目の安田翔伍調教師は「今回はレース週に向け、攻めを強くしていく調整」と語っていたが、G1初制覇となった前走の1週前追い切りでは、同じ坂路で51.8秒の好時計を叩き出していただけに、最終追い切りの動きには特に注目したい一頭だ。
重賞連勝を含む、4連勝と快進撃を続けるコパノキッキング(セン4歳、栗東・野中賢二厩舎)は、根岸Sからの間隔も詰まっているため軽めの時計だった。
「木曜は運動だけで、金曜にジョッキーに感触を確かめてもらう」
前日に陣営がそう語った通り、この日に藤田菜七子騎手との初コンタクト。異例の報道陣が詰めかける中、菜七子騎手は「すごくいい馬だと思ったし、乗りやすかった」と好感触。「このイメージで競馬も乗りたい」と大きな収穫を得たようだ。
自身として、そしてJRAとしても女性騎手による初のG1騎乗となるが「しっかり結果を残せる競馬を」と静かに闘志を燃やしているのが印象的だった。