フェブラリーS(G1)藤田菜七子コパノキッキング初共演に報道陣殺到!「大波乱」へ自己ベスト大更新「超抜時計」はアノ馬!【1週前追い切りまとめ】
これら「4強」以外で注目を集めたのが、昨年のチャンピオンズCの3着馬サンライズソア(牡5歳、栗東・河内洋厩舎)だ。
まさに「ここが勝負」といった勝負駆けだ。栗東の坂路で1週前追い切りを終えたサンライズソアは4ハロン50.7秒、ラスト12.4秒の猛時計。最後はさすがに失速気味だったが、自己ベストを0.7秒も更新する絶好の動きで状態の良さをアピールしている。
同じサンライズ軍団のサンライズノヴァ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)も栗東の坂路で1週前追い切りを行ない4ハロン55.3秒、ラスト13.1秒と軽めの追い切りに終始。陣営が「速くなりすぎず、遅くなりすぎないように」と語っている通り、根岸Sからの間隔が詰まっているため、軽く流す程度に留めている。
一方、同じく根岸Sからの出走となるユラノト(牡5歳、栗東・松田国英厩舎)は”マツクニ流”の猛時計を記録。栗東の坂路で1週前追い切りを行ない4ハロン51.8秒、ラスト12.4秒とコパノキッキングやサンライズノヴァとは対照的なハード追いを敢行している。
見守った松田国英調教師は「ダメージがないので。これでどこまで”超回復”するか」と状態面に自信。初G1挑戦を前に”極限仕上げ”に持っていく構えだ。
連覇を目指す昨年の覇者ノンコノユメ(セン7歳、美浦・加藤征弘厩舎)は美浦のダートコースで1週前追い切りを行ない7ハロン94.6秒、ラスト12.3秒とこちらもハードな内容。加藤征弘調教師は「いい追い切り。来週はウッドコースでサラッと」と、今週できっちり仕上げる目論見があっての追い切りだったようだ。
昨年のJBCレディスクラシック(G1)の覇者アンジュデジール(牝5歳、栗東・昆貢厩舎)は、前走からの巻き返しがポイントになりそうだ。
栗東のCウッドで1週前追い切りを行なったアンジュデジールは6ハロン78.4秒、ラスト12.8秒と意欲的な乗り込み。前走の東海Sでは好位追走も、最後は失速して12着に大敗。だが、馬体がやや重かったようで昆貢調教師は「今度はマイナス10キロぐらいになるまで仕上げる」とのこと。「出る以上は、ひと泡吹かせたい」と色気を持っているようだ。
ダート界の絶対王者ルヴァンスレーヴへの挑戦権を懸ける形となった今年のフェブラリーS。人気はゴールドドリームら4強に集まりそうだが、ここが勝負と睨む伏兵陣にも「チャンスあり」と思わせる意欲的な追い切りが印象的だった。