【フェブラリーS(G1)展望】武豊インティVS藤田菜七子コパノキッキング! ダート界の覇権を懸けた歴史的決戦開幕!

 2月17日、今年最初のG1、フェブラリーS(G1、ダート1600メートル)が開催される。いよいよ藤田菜七子騎手がG1レースに初騎乗、しかも有力馬とのコンビだ。レースを展望しよう。

 菜七子騎手が騎乗するのは4連勝中のコパノキッキング(セ4歳、栗東・村山明厩舎)。馬主はDr.コパこと小林祥晃氏。コパ氏はすでに昨年秋、菜七子騎手にコパノキッキングで重賞を取らせたいと表明。コパノキッキングが前走の根岸S(G3、ダート1400メートル)で重賞2連勝を飾るや、フェブラリーSは菜七子騎手で臨むことを決定。競馬ファンはその心意気に共感した。

 コパノキッキングはスピードにまかせての逃げ、出遅れての追い込みと極端な競馬が多かった。しかし、根岸Sでは中団から差し切るお手本のような競馬を披露。ただし、最大の課題は距離。2度の負けがあった1400メートル戦を根岸Sで克服したとはいえ、本番はさらに200メートル伸びる初距離。しかも、根岸S後にO.マーフィー騎手は「1200ぐらいが一番ベストな距離なのかもしれない」とコメントしている。

 距離の不安があるのは事実でも、競馬はやってみなければわからないのも真実。父Spring At Lastはゴドルフィンマイル(G2、ダート1600メートル)とドンH(G1、ダート1800メートル)を優勝、母系にはサンデーサイレンスの血も入っている。血統的に心配する必要はないだろう。根岸Sではレース振りに成長を見せた。気性面が安定してきた今ならマイル戦の克服は可能とみる。

 しかし、菜七子騎手とコパノキッキングには日本競馬界の名手が騎乗する強力な有力馬が立ちはだかる。

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