アイビスサマーダッシュ(G3)の激走馬は「馬」ではなく「人」で勝負!勝率2%以下の「冴えない男たち」が新潟直線1000mで『激変』する!?
西田騎手も今年まだ2勝で勝率1%、連対率5.2%、複勝率9.4%と村田騎手に負けず劣らずの冴えない成績だが、これが新潟千直に替わると通算173戦で勝率6.4%、連対率13.9%、複勝率19.1%と完全に別人のような成績に跳ね上がる。
重賞も通算2勝ながら、その内1勝が2012年のアイビスサマーダッシュ。まさに「千直に賭ける男」である。
そんな西田騎手は騎乗するのは、村田騎手のヤマニンプチガトーに輪を掛けた穴馬となるファンデルワールス。なんと1000万下の身である。それも最後に勝利したのは2013年の11月、今年になって一度だけ馬券圏内の3着に来ているがダートの短距離だ。
率直に述べて、競馬新聞を広げて「最初に消せる馬」と述べざるを得ない。ハンデ戦ならまだしも、別定戦のここは格下のファンデルワールスでも他の牡馬と同じ56㎏である。本来なら文句なしに消したいところなのだが、鞍上の西田騎手が気になって仕方ない。
もしも、村田騎手と西田騎手で決着すれば大荒れの結果となることは間違いない。だが、その一方で、馬の能力に目をつぶって、純粋に新潟千直の騎手成績だけに着目すれば、十分にあり得る組み合わせとなるだけに恐ろしい。
果たして、今年のアイビスサマーダッシュで「千直に賭ける男」たちは、見事その存在感を発揮してくれるだろうか。どちらも大穴だけに、穴党にとっては頼もしい味方になりそうだ。