JRA「ダノン飛躍」の裏で金子真人HD、サトノも「臨戦態勢」整う? 2019クラシック「大物個人馬主」の動き

 10日に東京競馬場で行われた共同通信杯(G3)は、ダノンキングリー(牡3歳、美浦・萩原清)が2歳王者アドマイヤマーズとの熾烈な叩き合いを制して勝利。レース後、陣営は皐月賞(G1)へ向かうことを明らかにした。

 ここ7年間で3頭の皐月賞馬を輩出する登竜門的レースを優勝し、クラシックに名乗りをあげたダノンキングリー。またきさらぎ賞(G3)を勝利したダノンチェイサーも皐月賞への直行を名言している。この2頭を所有する馬主ダノックスは、クラシック初戦を”有力馬2頭出し”で挑戦することになった。

「ダノンの冠で知られているダノックスは、2000年代前半から活動しています。これまでは中堅というイメージでしたが、一昨年にダノンプレミアムが2歳王者に輝いたのを始め、近年になってから所有馬が重賞戦線で活躍。近年になって”ダノン”の名前を聞く機会も多くなったと感じる人もたくさんいるでしょう

 今年はダノンキングリー、ダノンチェイサーの2頭だけではなく、牝馬路線でも2歳女王ダノンファンタジー、スプリント王候補のダノンスマッシュを擁しています。牡馬牝馬問わず、有力馬が顔を揃えているため、2019年のクラシックは『ダノックスを中心に回る』と考える人もいるみたいですね」(競馬記者)

 所有馬の台頭が著しいダノックス。だが、他の馬主たちもただ指をくわえて見ているだけではない。

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