JRA「マツクニローテ」ダノンチェイサー挑戦! キングリーとの「使い分け」明確な理由
過去の名だたる名馬たちが進んだローテに挑戦するダノンチェイサー。だが、このチャレンジは馬主ダノックスの使い分けだという見方もあるという。
「皐月賞には共同通信杯を制したダノンキングリーが参戦予定。共同通信杯は7年間で3頭の皐月賞馬を輩出しています。さらに本馬は、父ディープインパクトに母父Storm Cat。俗にいう黄金配合で誕生しているので、血統的に距離も問題ありません。
一方、ダノンチェイサーもディープインパクト産駒ですが、母のサミターは現役時代、愛G1・1000ギニーを制するなどマイルで活躍。さらに母父のロックオブジブラルタルも名うてのマイラーです。さらに父ディープインパクト×母父ロックオブジブラルタルという組み合わせはマイルG1を2勝したミッキーアイルと同じ。血統背景を考慮した結果、マイルが一番向いていると判断したのではないでしょうか?」(競馬記者)
またきさらぎ賞後、ダノンチェイサーに騎乗した川田騎手は力むところがあるため、「長い距離は大変だと思いますが、今日は1800mをしっかりと勝ち切ってくれました」と距離延長への不安をほのめかしていた。このこともNHKマイルCへ向かう要因になったのかもしれない。
マツクニローテで春を戦うダノンチェイサーと、クラシック2冠路線を突き進むダノンキングリー。この2頭にはどんな結果が待っているのだろうか。