フェブラリーS(G1)武豊インティ「ユタカマジック」炸裂で完勝!「ブレークしてますね」 藤田菜七子コパノキッキングを完封した「支配力」で7連勝!
「インティが強かったことはもちろんですが、それ以上に武豊騎手の好騎乗がハマったレースでしたね。初の関東遠征、さらにG1ということもあって、パドックや返し馬ではうるさいところを見せていたインティですが、武豊騎手が上手く宥めて乗っていました。
レースでも好スタートから、有無を言わせぬ先頭主張。一瞬でハナ争いを決着させた最初の600m、35.8秒はここ10年間で最も遅いペースに持ち込んでいます。こうなったら前にいる馬が圧倒的に有利。一方、後方から末脚勝負に懸けたコパノキッキングと藤田菜七子騎手は、まさにユタカマジックに泣いた格好ですね」(競馬記者)
記者が話した通り、最初の600mを35.8秒は近10年間で最も遅いペース。ちなみに35.7秒だった2011年では、トランセンドが逃げ切り勝ち。35.5秒だった2015年もコパノリッキーが2番手から押し切るなど、前有利の決着となっている。
「まだまだ伸びしろがあるだけに、先が楽しみですね」
そうインティを称えた武豊騎手は、これで今年24勝とリーディングトップを独走中。勝利騎手インタビューでそのことを聞かれると「ブレークしてますね」とご満悦だった。ちなみに今の好調の秘訣は「ないですよ(笑)」だそうだ。
毎年、東京の長い直線を活かした「差し馬天国」と言われるフェブラリーSだが、今年は冴えわたるレジェンド武豊騎手が完璧に支配したレースだった。