【阪急杯(G3)展望】武豊ダイアナヘイローが「淑女」レッツゴードンキと対決! スプリント王に向け好メンバー集結
ミスターメロディ(牡4、栗東・藤原厩舎)はリベンジに燃える。前走の阪神C(G2)では、ダイアナヘイローに続いての2番手の位置からの競馬。じりじりと差を詰めるもかわし切るまでは至らず。惜しくも敗れてしまった。もともとはダートでデビューし勝利していた馬で、そのままダート路線を歩むのかと思われたが、昨年のファルコンS(G3)で重賞初挑戦ながら重賞制覇を果たすと、芝レースへと路線を切り替えた。芝のレースでの成績も上々でNHKマイルC(G1)では0.2秒差の4着、休み明けでの古馬初対戦となったオーロC(OP)では、0.5秒差の5着と十分に通用するところを見せている。前走の阪神C(G2)では直線でじわじわと伸びてはいたものの、差し切るまでには至らず惜しくも敗れたが、重賞2勝目を予感させるレースだったはずだ。順調に行けば今年のスプリント、マイル戦で中心になりえる可能性があるだけに、今年初戦でどのようなレースをしてくれるだろうか。
このほかではマイル戦ながら目下3連勝中の4歳馬エントシャイデン(牡4、栗東・矢作厩舎)や、前走の阪神C(G2)ではもの凄い末脚が目立ったスターオブペルシャ(セ6、美浦・藤沢厩舎)なども上位を争える能力の持ち主。
昨年の春秋スプリントG1を制しスプリント王となったファインニードルの引退により、王者不在となっているスプリント戦線。女王の座を狙うレッツゴードンキが今年のステップレースに選択したこのレースには、本番でも対決する可能性の高い馬も多い。ライバル馬たちにしっかりとその力を見せつけておきたい大事なレースは24日(日)15時35分に阪神競馬場で開催される。