C.ルメール騎手が100勝達成。期待が大きいだけ世間の声は厳しいが、「相方」も変わらず活躍中!

 昨年からJRA所属騎手として活躍するC.ルメール騎手が、31日の札幌競馬9Rでケンホファヴァルトに騎乗して1着。2年連続のJRA年間100勝を達成した。同騎手は「今日100勝出来てとてもうれしいです。札幌が大好きです。戸崎さんのペースはめっちゃ早いですけど、12月まで頑張りましょう」とコメント。

 ちょうど5カ月を残しての100勝達成は史上9番目の早さ。M.デムーロ騎手とともに日本で活躍するルメール騎手にとっては、この100勝もあくまでも通過点に過ぎない。異国の文化に順応しながら勝利を積み重ねる姿勢に尊敬の念を抱くファンも多いようだ。

 ただ、一部では「あの馬質ならもう少し早く達成できたのでは」という声もあり、JRA外国人騎手2名の躍進により「若手が育つのか」という疑問の声もある。

 国際経験豊富な騎手が日本で活躍するのは、世界の傾向からいっても自然な流れ。日本競馬発展には彼らの存在は必要不可欠。大きな期待がかけられているからこそ、厳しい声が出るのも仕方がないのである。そういう意味では、今回の100勝はファンにとっても「通過点」の意味合いと言えるだろう。

 ルメール騎手が100勝を達成する一方、デムーロ騎手は新潟で行われたアイビスサマーダッシュ(G3)をベルカントで連覇。まだまだ外国人騎手の勢いは止まりそうもない。

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