武豊インティ「米ブリーダーズC」挑戦視野!? 夢膨らむも立ちはだかる複数の「大きな壁」
先日のフェブラリーS(G1)でG1初制覇を7連勝で決めたインティ(牡5 栗東・野中賢二厩舎)が、11月に開催されるブリーダーズカップクラシック(米G1・ダート2000m)への出走を視野に入れていることがわかった。
今回の開催がサンタアニタということで、野中調教師も「西海岸だったら輸送も楽になるので、頭の隅に置いておきたい。次走に関してはもう少し様子を見ながら」と「サンスポ」のインタビューに応えている。
フェブラリーSでは絶好のスタートから逃げを打ち、ゴールドドリームにこそ詰め寄られたものの後続をほぼ完封。新星ながらすでに「王者」といえるレースぶりで初戴冠をしただけに、今回の報道には喜ぶ声が多く聞こえる。「アメリカで走るところを見たい」と期待する声が出るのも必然だ。
「鞍上が武豊騎手というのも大きいでしょうね。若い頃から騎乗している米国での経験も豊富で、2016年にはラニで米三冠にも挑戦しています。陣営としても『武豊騎手となら』という気持ちもあるでしょうし、当然本人も歓迎するに違いありません。ただ、やはりというべきか、越えねばならないハードルは極めて高く、そして多いですよ」(競馬誌ライター)
アメリカ競馬の「主流」は、日本や欧州と違いダート。当然ながら個々のレベルは高い。
そしてそれ以上に気になる要素が「2つ」あると、別の記者は語る。