【すみれS展望】アドマイヤジャスタが2億円超えの良血馬と対決! クラシックを見据えた好素材が集った!!
アドマイヤジャスタに待ったをかけたいのが、2017年のセレクトセールにて高額で落札された馬たちだ。
まずサトノ軍団の1頭であるサトノルークス(栗東・池江泰寿厩舎)が立ちふさがる。
サトノルークスは父ディープインパクト、母リッスンは、フィリーズマイル(イギリス・G1)で勝利するなど重賞戦線で奮闘。母父は欧州の大種牡馬サドラーズウェルズだ。セレクトセールでは、里見治氏とマイネル軍団総帥・岡田繁幸氏との壮絶な競り合いの末、2億9160万円(税込み)で里見氏が落札していた。
新馬戦(芝1800m)こそ2着だったものの、その後の未勝利(芝1800m)を早めに仕掛けで快勝すると、続く500万下(芝1800m)では好位追走から、最後の直線できっちり前を捉えて勝利。能力の高さを証明してみせた。
始動戦であるすみれSで好走し、クラシックに弾みをつけたいところだろう。鞍上は池添謙一騎手が務めると見られている。
そしてもう1頭が、『武豊さんと凱旋門賞に行くのが夢』の合言葉で知られるキーファーズ所有のキスラー(栗東・池江泰寿厩舎)だ。
キスラーは父ディープインパクト、母は米G1競走2勝のシャンパンドーロ。祖母からはベルモントステークスの勝ち馬ルーラーオンアイスが出ている。セレクトセールでは2億1,060万円で競り落とされていた。
全兄のカザンは前評判こそ高かったものの、中央で1勝を上げることもできず、地方へ移籍している。しかし、キスラーはデビューが今年の2月と遅かったものの、武豊騎手を背に最後方から34.2秒の脚を使って快勝。今後が期待できる競馬を見せた。
2戦目となるすみれSでも鞍上はもちろん武豊騎手を予定。カザンはオーナーの悲願を叶えることができる1頭となるのだろうか。
さらに復活が期待されるショウリュウイクゾ、人気を集めないながらもしぶとく上位に食い込む走りを見せているサンアップルトン、豊富な戦績を誇るアーデントリーらが出走予定となっている。
すみれSを制してクラシックへ向かうのはどの馬になるのだろうか?