武豊「絶好調」の裏側に総ツッコミ!? かつてエージェントグループ問題視も”軍団”の威力実感?
先週のフェブラリーS(G1)を勝つなど、今年24勝を上げてリーディングトップに立っている武豊騎手。現在2位のC.ルメール騎手と3勝差をつける独走で、この勢いなら2008年以来、11年ぶりのリーディングも現実味を帯びてくる。
まさに「武豊、完全復活」といえる活躍ぶりだが、その裏側には長年、武豊騎手の相棒として支え続けた平林雅芳氏が昨年一杯で卒業し、今年から新たに豊沢信夫氏と新契約したことが大きいといわれている。
それもそのはずで豊沢氏は昨年215勝を上げ、武豊騎手が保持していた年間最多勝記録を更新したルメール騎手と浜中俊騎手のエージェント。JRAでも屈指の騎乗仲介者が味方になったわけだが、その効果を誰より実感しているのが、武豊騎手本人ではないだろうか。
「武豊騎手は平林氏とのコンビで全盛期を経験している一方、落馬負傷などの影響で自己ワーストの56勝に終わった低迷期も経験しています。
その低迷期に武豊騎手と平林氏に替わって勢力を伸ばしたのが、岩田康誠騎手や福永祐一騎手、川田将雅騎手などを抱えていた小原軍団。いわゆる”ブック系”のエージェントたちでした。
今は『エージェント1人に対して、若手を含めた最大4人まで』という規制ができたので、”ブック系”エージェントもやや勢力を落としていますが、その規制も武豊騎手ら複数の関係者が『エージェントは専属の方が良いのでは』と、複数の騎手を抱えるエージェントを問題視していたとことが発端だとか」(競馬記者)