JRA「ドバイ最強ローテ」固執? スワーヴリチャード「不向きレース」挑戦の裏に先達の成功例

 スワーヴリチャードにとってマイナス条件が揃っているのは間違いない。だが、ならばなぜ陣営はここを選んだのだろうか。

「このローテがドバイ制覇の王道ローテだからでは? 過去、ヴィクトワールピサが中山記念を格の違うレースで圧勝し、その後ドバイワールドC優勝。ジャスタウェイもここをあっさり勝利、その後ドバイデューティフリーを勝って世界No.1のレーティングを受けました。

 昨年はレイデオロが前哨戦に京都記念を選択し、ドバイシーマクラシックに出走しましたが4着に終わりました。陣営は『ここで頑張ってくれない限り、(ドバイは)見えてこない』とまで語っています。ドバイを制覇するためにはこのローテが向いていると陣営は考え、固執しているのではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 スワーヴリチャードは吹き荒れる逆風を押しのけて中山記念を制覇し、ドバイに向かうことができるのだろうか? 前述の2頭は、この時点では歴代でもかなりの強者といえる存在だが……。

関連記事

競馬最新記事

人気記事ランキング 23:30更新

競馬

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS