武豊「大本命」で馬券内100%の神業!「単勝1倍台」騎乗時は勝率73%、一方「眠れる大本命」C.ルメールの成績は……
215勝の新記録を叩き出しただけあって、昨年772回騎乗したルメール騎手が単勝1倍台の大本命に騎乗したのは脅威の150回に上る。つまり武豊騎手のちょうど6倍であり「約5回に1回は大本命馬に騎乗していた」計算だ。
ちなみにその成績は[75.33.18.24]で勝率0.500、連対率0.720、3着以内率0.840。昨年の武豊騎手以上の好成績で、この75勝がルメール騎手のリーディングを盤石なものにしたといえる。
しかし、今年は現在32回とペースこそ昨年と変わっていないが、成績が[10.10.3.9]の勝率0.313、連対率0.625、3着以内率0.719と下降。特に勝率が著しく低下しており、今年のルメール騎手に如何に”取りこぼし”が目立っているのかが窺える。
23日は単勝1.2倍のディアンドルでマーガレットS(OP)を勝ち2勝目を上げたルメール騎手だが、この日も1.6倍のシンハラージャ、1.7倍のセンテリュオと2度の大本命を取りこぼして、ようやく上げた勝利だった。
“ルメール人気”によって騎乗馬が過大評価されている点もあるが、それを跳ね返してきたのが昨年のルメール騎手だったはずだ。今年はいつまで眠り続けるのか。目覚めないままなら、2008年以来となる武豊騎手のリーディングが現実味を帯びてくる。