武豊「全敗」失速も「大波乱の1日」に安堵!? リーディング上位10傑で「合計4勝」……次々と巻き込まれた大番狂わせ
この日は中山、阪神、小倉で計36レースが行われたが、全国的に雨が降り続いたこともあってレースは荒れに荒れた。ちなみにWIN5は「的中なし」に終わり、昨年の有馬記念(G1)以来のキャリーオーバーとなっている。
そんな記録的な「波乱の1日」の中での52戦4勝――。実はこれ、武豊騎手も含めた「リーディング上位10傑」の成績である。
「今日はリーディングトップのルメール騎手が、前日のレースでの落馬の影響で騎乗を取りやめる”波乱”のスタート。
ルメール不在の上にリーディング8位には、すでに帰国したO.マーフィー騎手がいるので実質的には武豊騎手を含めて8人ですが、それでもデムーロ騎手や川田将雅騎手、福永祐一騎手に岩田康誠騎手らリーディング常連に加え、伸び盛りの北村友一騎手や藤岡佑介騎手など錚々たるメンバーが上位に名を連ねています。
しかし、結果は8人合計で4勝止まり……。
10位の池添謙一騎手が弥生賞(G2)を勝って意地を見せましたが、それでも雨の影響で重い馬場だった1日に『普段の良馬場なら……』という有力馬に騎乗しているリーディング上位騎手は、軒並みお手上げ状態という結果だったようですね」(競馬ライター)
リーディング上位10傑の中で現在勝率トップなのは「25%」という驚異的な数字を誇るM.デムーロ騎手。仮に、デムーロ騎手が52戦騎乗すれば13勝上げられる計算だ。4勝終わったということは勝率にして、わずか7.7%である。
この日、未勝利に終わってしまった武豊騎手だが、リーディングは依然3位のまま。他の上位騎手も結果こそ出なかったが、ホッと一息といったところだろう。