JRA金鯱賞(G2)ダノンプレミアム「超抜」時計で大復活!?「因縁の舞台」にリベンジへ、末脚以上に注目された「進化の跡」とは

 約9カ月ぶりの復帰戦へ「王者」が復活の狼煙を上げた。

 10日に中京競馬場で行われる金鯱賞。今年は春のG1戦線を睨む例年以上の強豪が集った印象だが、その中でも大きな注目を浴びているダノンプレミアム(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)が、最終追い切りで「復活」を印象付けるパフォーマンスを披露した。

 昨年5月の日本ダービー(G1)以来の実戦となるダノンプレミアム。昨秋には蹄の影響で予定されていた天皇賞・秋(G1)やマイルCS(G1)を回避するなど”不安説”が飛び交っていたが、川田将雅騎手と久々にコンビを組んだことで持ち前の闘志に火が付いた。

「栗東のCウッドで最終追い切りを行なったダノンプレミアムですが、主戦の川田騎手が騎乗したこともあって最後はさすがの迫力だったようです。

全体時計は6ハロン87.1秒と決して速くはないですが、ラストの11.3秒は圧巻。そこまで一杯に追われなくても時計が出る、この馬らしい走りが戻ってきた印象ですね」(競馬記者)

 蹄の不安ということで、放牧先でも爪を伸ばすためにほぼ”完全休養”を余儀なくされていたダノンプレミアム。そういった背景もあり、帰厩後もじっくり乗り込まれながらも、なかなか本来の走りを見ることができなかった。

 実際に1週前追い切りでは6ハロン80.9秒、ラスト12.1秒と時計こそ出していたが、併せた3歳馬に後れを取るなど良化途上の気配……たが今週の最終追い切りは、そんな不安を一掃させるものだったようだ。

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