JRA川田将雅「春G1」完全制圧へ――「天才」ダノンプレミアム調教師と「絶好調」軍団との”最強トライアングル”でMVJ盤石?
ついに「川田時代」が到来したのだろうか。
10日に中京競馬場で開催された金鯱賞(G2)は、川田将雅騎乗のダノンプレミアムが「復活」を印象付けるインパクト十分の勝利。G1馬5頭が集結した一戦に完勝したことで、出走すれば大阪杯(G1)の大本命に躍り出るはずだ。
川田騎手はこの日3勝を上積みし、土日合わせて6勝の固め打ちで今年早くも34勝。騎乗停止中のC.ルメール騎手を抜き去り、5勝差をつけてリーディング首位に躍り出ている。
「勝ち星の数だけでなく『内容』も充実していますよね。勝率部門もトップになりましたし、獲得賞金も2位のルメール騎手に大きな差をつけて独走。このままいけば勝利数、勝率、獲得賞金、年間騎乗回数で争う、騎手最高の栄誉MVJもあるんじゃないでしょうか。まさに『川田時代』の到来ですね」(競馬記者)
自身にとって初のリーディング、そしてMVJを目指す川田騎手にとって大きいのは、勝利数も然ることながら「獲得賞金」だという。
まだ春のG1戦線を間近に控えたこの時期。獲得賞金が多いというのは、それだけ「春G1に向けた大きなレースで結果を残している」ということだ。