【ローズS(G2)展望】武豊リスグラシューVS岩田ファンディーナ! 大混戦の「5強」から抜け出し秋華賞に”王手”を掛けるのは……!?

※画像:ファンディーナ『競馬つらつら』より

 17日には、3歳牝馬クラシック最終戦・秋華賞のトライアル第35回ローズS(G2)が開催される。

 昨年はオークス馬のシンハライトが勝利したように例年、春の牝馬クラシックを彩ってきた主力が激突する舞台。今年はオークス馬のソウルスターリングこそ不在だが、他の有力候補はほぼ出揃った感のある豪華メンバーとなった。

 中でも、未知なる魅力を秘めたままでいるファンディーナ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)はこの秋、最も大きな注目を集める存在の一頭といえるだろう。

 今年1月のデビュー戦を9馬身差で圧勝した際は、牝馬戦線を一気に塗り替えられるだけの「遅れてきた大物」として極めて高い注目を浴びたファンディーナ。続く、つばき賞(500万下)、フラワーC(G3)もまったく危なげなく完勝し、その評価に違わぬデビュー3連勝を飾った。

 しかしその後、陣営が選択したのは、桜花賞ではなく牡馬挑戦となる皐月賞だった。勝てば69年ぶりの快挙として、1番人気に支持されたファンディーナだったが結果は7着。大きな失望に包まれたが、これがこの馬の本当の実力であるかどうかが、この秋に……いや、このローズSで判明すると述べても過言ではないだろう。

 今回は皐月賞以来のレースとなるが、すでに入念な調整が施され、現時点で状態面に不安は見受けられない。さすがにトライアルだけあって1週前追い切りは軽めだったが、陣営は予定通りを強調。主戦の岩田康誠騎手とともに新たな”伝説”を作りに行く。

 2番手にはあえて、武豊騎手が主戦を務めるリスグラシュー(牝3歳、栗東・矢作芳人厩舎)をピックアップしたい。

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