セントライト記念(G2)の「伏兵」無敗馬に注目。モレイラもポテンシャル絶賛?

 デビュー戦の鞍上M.デムーロ騎手は「強かったです。レースでは気持ちが一生懸命過ぎる面がありナーバスさもあります。まだまだ幼さいですが、いいセンスの持ち主です」と語り、2戦目に騎乗したJ.モレイラ騎手からも「2戦目ということもあって心身に幼さを感じました。それでも最後までしっかりと伸びる競馬ができて強かったです。成長途上の段階でも勝ち切ったようにポテンシャルは確かです」とトップジョッキーが同馬を褒めるあたり、先々大きいところでの活躍を期待せずにはいられない。

 ゼーゲンは2015年5月9日遅生まれの社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、後に一口馬主クラブのG1サラブレットクラブで7,000万で募集された1頭。母ソベラニアはMonsun産駒の独国産馬でドイツオークスを2着している。社台・ノーザンファームのドイツ血統といえば、ジェンティルドンナの母ドナブリーニやエイシンフラッシュの母ムーンレディを思い起こさせる。

 同馬を管理するのはあの堀宣行調教師。当初、菊花賞トライアルのセントライト記念と、九十九里特別(中山2,500m)の両睨みだったようだ。いずれにしても2,400mの新馬戦でデビューさせたあたり、中長距離適性の持ち主であることは間違いない。

 今回、相当な格上メンバーとのレースになるが、スピードも要求される中山の2,200mで好走し菊花賞の出走権利を掴めば、「強い馬が菊花賞を勝つ」という格言にもあるように、淀の舞台では大波乱を巻き起こすかもしれない。是非、先物買いで馬券でも押さえたい1頭だ。

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