弥生賞(G2)ニシノデイジー「”暴走”追い切り」の真意!? 主戦・勝浦正樹が示した「打倒サートゥルナーリア」の可能性

「逃げることも今後あるかもしれないですね」

 24日、『netkeiba.com』で連載中の「ノンフィクションファイル」に登場した勝浦正樹騎手。上記のセリフが飛び出したのは、今週の弥生賞(G2)に出走するニシノデイジー(牡3歳、美浦・高木登厩舎)に関するインタビューに答えている最中だ。

 皐月賞(G1)と同じ舞台で行われる王道トライアルの弥生賞。今年は、京成杯(G3)を勝ったラストドラフトと、重賞2勝のニシノデイジーとの一騎打ちという下馬評だが、勝浦騎手が見据えているのは、あくまで昨年末のホープフルS(G1)で完敗を喫したサートゥルナーリアとの逆転劇だ。

 詳細はぜひインタビューをご覧いただきたいが、勝浦騎手本人も「あの時は全くうまく乗れませんでした」と語るホープフルSは、相当悔いが残る敗戦だったようだ。

「これまで札幌2歳S(G3)では早め先頭で押し切り、東京スポーツ杯2歳S(G3)では中団から上がり2位の33.9秒で差し切り勝ち。

競馬場を選ばず、自在性もあるニシノデイジーですが、勝浦騎手は基本的には瞬発力勝負よりも、上がり(の時計)が掛かる持続力勝負で力を発揮する馬だと考えているようです。いわば東京の日本ダービー(G1)よりも、中山の皐月賞(G1)の方に可能性を感じているということでしょうか。

しかし、昨年末のホープフルSでは中山コースながら1000m通過が62.5秒というスローで、結果的に瞬発力勝負になってしまいました。その中で勝浦騎手は『他の馬に合わせるような競馬をしてしまった』と、瞬発力勝負に付き合ってしまったことを悔いているようですね」(競馬ライター)

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