JRA先週12番人気1着「サイン」でフェブラリーS(G1)も大楽勝!? アフリカンゴールドの激走を導き出した“北京五輪サイン”の狙いは実績抜群の穴馬

アフリカンゴールド

 京都記念(G2)でアフリカンゴールドがアッと驚く逃げ切りを見せた時、ほとんどの競馬ファンはまさかと思ったに違いない。

 一方で気付いたファンもいただろう。「ここでオリンピック馬券炸裂か」と。

 競馬は世相を反映すると言われているが、今現在大きな話題となっているのは、中国で開催されている2022年北京冬季オリンピックだ。日本はこれまで冬季オリンピックで過去最多のメダルを獲得し、男子フィギュアの羽生結弦選手や、女子スキージャンプの高梨沙羅選手たちが注目を集め、大きな話題を呼んでいる。

 そして京都記念を制したアフリカンゴールドは、すなわち「ゴールド=金=金メダル」という、まさしくオリンピックがサインだったといえるのだ。

 しかも、先週のJRAは「ゴールド」を名前に持つ馬が、4頭も馬券に絡んでいるのである。アフリカンゴールドが12番人気で1着、クロスオブゴールドが6番人気3着、さらに土曜阪神最終レースではメガゴールドとゴールドハイアーの「ゴールド」2頭でワンツーフィニッシュというのだから、オリンピック馬券を予見していたファンからすれば、たまらない週末だったといえよう。


■先週馬券に絡んだ「ゴールド」馬

アフリカンゴールド
2/13 阪神11R 京都記念(G2)
12番人気 1着

クロスオブゴールド
2/13 小倉3R 3歳未勝利
6番人気 3着

メガゴールド
2/12 阪神12R 4歳以上2勝クラス
3番人気 1着

ゴールドハイアー
2/12 阪神12R 4歳以上2勝クラス
1番人気 2着


 当然のことながら、北京オリンピックが閉幕する2月20日に行われるフェブラリーS(G1)も、この流れを無視できない。フェブラリーSでは、どんなオリンピック馬券が飛び出すのだろうか。

サンライズノヴァ

 まず重要なキーワードは当然「ゴールド」の名前を持つ馬だ。だが出走する16頭にはゴールドの名前を持つ馬は見当たらない。しかしじっくり見てみると、隠れるように存在しているのだ。それがゴールドアリュール産駒の「サンライズノヴァ」である。

 今回の出走メンバーを見ると、父や母、そして母の父まで確認しても「ゴールド」の名前を持つ馬は他にいない。つまりサンライズノヴァこそが、まさに盲点となったオリンピックに連動した狙い馬と言っていいだろう。

 同馬は東京ダート1600mを大の得意としており、全10勝中5勝がこの条件で、これはメンバー中最多の勝利数。内容も濃く武蔵野S(G3)を2勝、ユニコーンS(G3)を勝利と重賞を3勝もしている。

 フェブラリーSも過去4回出走し、4着→7着→3着→11着という内容。11着の昨年は出遅れがすべてで力負けではない。その後、勝ち星から離れているが、3走前のJBCスプリント(G1)では2着に好走。さらに距離が長いと思われたチャンピオンズC(G1)でも、5着と上々の内容だった。衰えを感じさせないどころか、完全に復調した感もある。

 今回は久々の東京マイル戦。どの馬よりもこのコースを得意としているサンライズノヴァこそが、このフェブラリーSで注目すべき北京オリンピックのサイン馬と言えるのだ。

 なお相手に関して言えば、冬季オリンピックゆえに「雪」をイメージさせる白毛のソダシや、開催地の中国カラーである赤の「3枠」。そして「金」から始まる「“キン”グカメハメハ産駒」のエアスピネル、ダイワキャグニーにも注意したいところ。

 ちなみに前回の「冬季平昌オリンピック」開催年に行われた2018年フェブラリーSでも、2着にゴールドドリームが好走しているし、「冬季ソチオリンピック」の2014年では、ゴールドアリュール産駒のコパノリッキーが16番人気で1着、キングカメハメハ産駒のホッコータルマエとベルシャザールが2~3着。さらに「冬季バンクーバーオリンピック」の2010年でもゴールドアリュール産駒のエスポワールシチーが勝利している。やはりフェブラリーSと冬季オリンピックは密接な関係がある?といえる。

 今年のフェブラリーSは「北京オリンピック」馬券で勝負したい。

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