【ドバイ2019展望】最強女王アーモンドアイ「世界へ」ついに始動！ 武豊マテラスカイ、レイデオロら日本勢VS世界の強豪に注目!!
次に注目されるのは、昨年の天皇賞・秋（G1）を勝ったレイデオロ（牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎）らが挑戦するドバイシーマクラシック（G1）だ。
昨年は天皇賞・秋（G1）を勝って日本ダービー（G1）以来、2つ目のビッグタイトルを手にしたレイデオロ。ブラストワンピースに敗れはしたが、年末の有馬記念（G1）でも2着と現役トップクラスのパフォーマンス。ここは堂々の主役として、4着に敗れた昨年の借りを返したい。
日本からはスワーヴリチャード（牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎）も、当然ながら優勝候補の一角だ。
昨春に大阪杯（G1）を制したG1馬に上り詰めたスワーヴリチャード。しかし、1番人気に推された天皇賞・秋では、まさかの出遅れで10着に大敗。その後はジャパンCで3着、始動戦となった中山記念（G2）で4着と今一歩だが、潜在能力は世界に通用するはずだ。
他に日本からは、一昨年のジャパンCを勝ったシュヴァルグラン（牡7歳、栗東・友道康夫厩舎）もエントリー。昨年の有馬記念で3着と力は落ちていないだけに、こちらも一発ある存在だ。
迎え撃つ地元勢からは前哨戦のドバイシティーオブゴールド（G2）を勝ったオールドペルシアン（牡4歳、首・C.アップルピー厩舎）はレイデオロの抵抗馬になりうる存在だ。
G1制覇こそないものの、10戦7勝と高い勝率を誇るオールドペルシアン。特に前走のドバイシティーオブゴールドでは、最後の直線で行き場を失う不利を跳ね返しての優勝。アップルピー調教師も「彼には輝ける未来が待っている。まだ上がり目はある」と、今回に自信を深めているだけに要注意だ。
他にも海外からは昨年のメルボルンC（G1）を制したクロスカウンター、今年アエロリットが参戦したペガサスWCターフ（G1）で2着だったマジックワンドなども出走予定。レイデオロ中心ながら、今年のドバイシーマクラシックは混戦の様相を呈している。